世界を揺るがしたCeVIO AIショックから早一週間。巷ではゆかいあ元年を祝して「あけましておめでとうございます」なんて挨拶が流行ったりした。
当然ながらゆかいあ好きとして、ゆかいあ大事件に脳を焼かれ、この都合のいい現実が夢ではないかといまだに少し疑っている。
そんな中、お気持ち表明記事を目にした。
わくわく感情大会2020ーCeVIO AIの陣ー - ハッピーエンド主義デジタル http://hpedpr.hatenablog.com/entry/2020/07/24/203611
おにぎりさんの文は相変わらず読みやすいし、感情面も非常に共感できる。深くうなずきながら読んでいたら、興味深い文が。
信頼度500000%コメンテーターたちのツイートを遡る。 そこでふと気づいた。 私が信頼してやまないコメンテーターたちはみんなゆかいあ勢なのだ(偶然)。 そう、彼らはゆかいあの話しかしていなかった。 ゆかいあが結ばれた!!!!と歓喜の声しか上げてなかったのだ。 アカン!!!! こいつら役に立たない!!!! 解散!!!!! わくわく感情大会2020ーCeVIO AIの陣ー - ハッピーエンド主義デジタル http://hpedpr.hatenablog.com/entry/2020/07/24/203611
笑った。私は7月末までツイ禁予定だったのだが、それは粉砕されたし以下の通りゆかいあbotになった。
https://twitter.com/tou_neko/status/1285851405484351488?s=20
https://twitter.com/tou_neko/status/1285851820443570176?s=20
https://twitter.com/tou_neko/status/1285852407402913792?s=20
https://twitter.com/tou_neko/status/1285852791529828352?s=20
https://twitter.com/tou_neko/status/1285854863427952640?s=20
https://twitter.com/tou_neko/status/1285856275104854016?s=20
https://twitter.com/tou_neko/status/1285856318524280832?s=20
https://twitter.com/tou_neko/status/1285856471792513024?s=20
私が信頼できるコメンテーターかどうかはともかく、ゆかいあがVOCALOID3ぶりに同じエンジンで発売されることに歓喜した(実はIAはVOCALOID4になっていないのだ!)。そして、「VOCALOIDではない」という点にショックを受けることが無いくらいの幸福に包まれていたのだ。
……と最初は思ったのだが、本当にそうだろうか?改めて考えても、結月ゆかりとflowerが、VOCALOIDではなくCeVIOで新たに制作されることに悲しみの感情はほぼない。
私はオタクになったのもVOCALOIDがきっかけだし、VOCALOIDが一番好きだ。それでも、VOCALOIDでないことへのショックが驚くほど小さかった。
なぜか。おそらくだが、心のどこかで「いまのVOCALOIDで新しい結月ゆかりが作られることはないだろう」と思っていたというのが大きい。
ご存じの通り、VOCALOID5はサードパーティー性のボイスバンクがわずか3つで、鳴花ヒメ・ミコトを最後に1年以上発売されていない。エディタ単体での販売が無いことやVOCALOID4エディタの販売終了など、YAMAHAの謎方針もあり、VOCALOID5は性能のわりにあまり揮わなかった。
そして、琴葉茜・葵や小春六花がSynthesizerVから発表された。琴葉姉妹は結月ゆかりと同じくAHS周りのキャラだし、小春六花は結月ゆかりを企画したVOCALOMAKETSの元メンバーによるものだ。当然のように、次の結月ゆかりソングはSynthesizerVだろうと思っていた。
そこにきてCeVIO AIへの結月ゆかり参戦である。IAも同時にトークが発表された。うれしい誤算であり、思考が吹き飛ばされるのも仕方ないというものだ。
flowerも、ゆかいあの次に好きなボカロであり、ゆかいあとの相性が良いことでも知られている。
https://twitter.com/toro_mera/status/880067782246670336?s=20
世界は今ここに生まれた。
さて、話を戻すが、結月ゆかり・flowerの新たなソングがVOCALOIDでないというのは、残念なことではある。
先にも述べたが、私はなんだかんだVOCALOIDが一番好きだし、今の合成音声文化に対するVOCALOIDの貢献は計り知れない。
VOCALOIDが歌声合成を牽引し、ゆかいあ花が新バージョンのVOCALOIDで発表され、というのが理想ではあった。
しかし、その理想はこの2年間のVOCALOID5に対するYAMAHAの方針に打ち砕かれた。とうに期待などしていなかったのだ。
期待していなければ、今更悲しむこともない。
私の心はもはや叫ぶことをしなかった(ゆかいあ歓喜の咆哮を除く)。
追記
VOCALOID3ぶりに、と書きましたが、正確にはVOCALOID Keyboardぶりにですね。ソフトウェア単体の製品としてはVOCALOID3ぶりです。
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